燃えろ栄光
ダイナマイトジョーは試合前、相手を倒すラウンドを予言し、予言通りKO勝ちする人気のボクサーだ。
ジョーは水から出ると巨大化する深海生物のアリゲトータスを飼っている。
ジョーはピーターに話しかけ、KOするラウンドを聞くとピーターがそれを予言してくれるのだ。
KO宣言して勝ち続けるジョーと世界チャンピョンのロニーカンポとのタイトル戦が決まった。
しかし、試合予定日の一週間前、突然ジョーが行方をくらませた。
世間は大騒ぎ、プロモーターは頭を抱えた。
万城目、一平、由利子の三人はシーサイドホテルのマリンファンタムショーを見ている。
ショーで演目を終えたピエロは楽屋に戻ると水槽の中のピーターに話しかけた。
ピエロは行方不明になっているジョーだったのだ。
ピエロがジョーだと気付いた万城目は楽屋を訪ねる。
ピーターがいなくなったと騒いでいたジョーは楽屋に来た万城目を泥棒だと思い、詰め寄るが、君はダイナマイトジョーだと言われ、言葉を失う。
翌日、再びシーサイドホテルを訪れた由利子はジョーから話を聞いていた。
ジョーの話によると、ある日海釣りに出かけたジョーはピーターを釣り上げた。
逃がしても逃がしても何回も竿にかかるので、ピーターと名付けて飼うことにした。
ジョーはピーターに面白半分に自分の次の試合の予想を聞くと、6回でノックアウトできるとしゃべった、、、ように思えたと言う。
試合は事実その通りになった。
それからはずっとピーターの予言通りにKOできた。
しかし、世界タイトル戦の前は、かわいそうに、ノックアウトされる番だぜとピーターが言ったという。
それを聞いた万城目はそれは自己暗示の一種で自分で自分の心を聞いているのだと説得するが、ジョーは自分が負けることでファンを失望させてしまうのが怖いと言う。
ある日ピーターがいなくなったとホテルで大騒ぎになっていた。
落雷で火事が起き、その熱でピーターが巨大化した。
ピーターが倒したドラム缶に火が移り、ピーターはさらに巨大化する。
ジョーはピーターを海に返そうと海へ誘う。
数日後、並木道を歩く一人の男がいた。
それは再起を誓うジョーであった。
ストーリー的にはピーターという怪獣が出てきますが、怪獣なしでもスポ根ドラマとして成り立つ話です。
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