育てよ！カメ

とある小学校、五年二組の教室。
カメ大好き少年の浦島太郎は算数の授業中にもかかわらず、カメのエサやりに夢中だ。
先生に見つかり、９９ｃｍに成長したら竜宮城へ連れて行ってもらうと言う太郎。
先生は怒り出し、太郎は教室を追い出され、校舎の屋上へ行く。
屋上から景色を眺めていた太郎は、学校のそばにある銀行に強盗が押し入るのを目撃し、職員室にいる先生に言うが相手にされない。

太郎は教室で取り上げられたカメを取り返すと、職員室を飛び出した。
学校の道具置き場で銀行ギャングの二人に出くわす太郎。
ギャングは逃げるが、太郎のカメがギャングの足にくっついているため、太郎はギャングを追いかける。
トラックの荷台に隠れるギャング。太郎も連れ込まれる。
何も知らない運転手はトラックを走らせる。
学校では太郎がさらわれたのではないかと先生と太郎の両親が心配している。
ギャングの持っている機関銃を触り、ぶっ放す太郎。
遊園地の地下通路に逃げ込むギャングと追いかける太郎。
太郎とギャングは地下通路で９９ｃｍに成長したカメを見つける。
驚いたギャングは外へ逃げ出し、警察に捕まる。

太郎は成長したカメに竜宮城へ連れて行けと言う。
太郎の乗ったカメは空を飛び、海へもぐり、霧の漂う所へ到着した。
ブランコに乗った少女に、ここは何処と尋ねると、ここは竜宮で私は乙姫と答えた。
ぶち壊しだ！と怒る太郎。
ブランコに乗るとブランコは消え、乙姫を驚かそうと、カメのエサのビンを原爆だと言って地面にたたきつけると本当に爆発して黒焦げ。
散々な目にあった太郎はロケットに乗って逃げる乙姫をカメに乗って追いかけるが、ロケットが龍に変身して、火を噴きかけられる。
謝る太郎に許してあげると玉手箱を渡す乙姫。
現実の世界に戻った太郎。
竜宮城へ行っていたと言うが、大人たちは誰も信じてくれない。
数日後、教室では先生に隠れて、全員がカメの世話をしている。