まつもと整体院の好きな事色々

ウルトラ警備隊本部。
自室へと戻ったアンヌは部屋の隅で動く影を見つける。

ダンを連れて戻って来るアンヌ。
部屋の隅に隠れていたダークゾーンの主が語り始めた。
「私はある遠い都市から来た。事故を起こして重傷を負っている。
手当は済ませた。誰も呼ばないでくれ。
私はあんた方人間が信用できないんだ。とても恐くてたまらないんだ。」
ダンとアンヌは誰も呼ばずにそっとしておくことにした。
ちょうどその頃、地球防衛軍は６分２０秒ごとに波長を変える強力な電波を受信していた。

「何処から来たのか？」と言うダンの問いに
「今は何も言えない。宇宙のある街から来たという事だけ言っておく。」
と語るダークゾーンの主は続けてこう言った。
「こんな大きな宇宙の中に地球と私たちの街が一緒に生きる場所がないなんて、何という悲しい事なのだろう。」
と言い「何のことだ。」と言うダンの問いには答えない。
ダンは作戦室に呼び出された。
作戦室には宇宙空間都市ペガッサからの通信が来ていた。
動力系統に故障が起き、地球の軌道に入ってしまうため、８０時間の地球の軌道変更を要請してきたのだ。

ダンは通信の声がダークゾーンの主の声と同じだという事に気づき、アンヌの部屋に戻り、
「君はペガッサ市から来たのか？」と問い詰めるがダークゾーンの主は否定する。
ダークゾーンの主は
「彼らの言う通り、しばらくの間、地球の軌道を変えてやればいい。」と言うが、
地球の軌道を変える事などできないと言うダンの答えに、
「地球は自分で動けないのか？」と驚き、それっきり黙ってしまう。
マナベ参謀は
「ペガッサ市の動力系統の修理が終わらなければ、ペガッサ市は地球を破壊するかもしれない。
その前にペガッサ市を爆破する。」と告げる。

ホーク１号が出撃する。
ペガッサ市爆破前にペガッサ市民を安全に脱出させ、地球へ迎え入れることになった。
喜ぶダン。

しかし、ペガッサ市はこちらからの呼びかけに応答しない。
ペガッサ市に向けて撃たれた宇宙爆撃機が近づく中、ぎりぎりまで通信を試みるが、応答のないままホーク１号はやむを得ず地球に戻った。
爆破されてしまうペガッサ市。
アンヌの部屋のダークゾーンの主は
「私はペガッサ星人だ。ダンと一緒に地球を脱出しろ。」
とアンヌに言った。
「事故を起こした為、ペガッサ市との連絡は取れないが、私は愛するペガッサを守るために地球を破壊しなければならない。
悲しいことだ。」
ダークゾーンの中から姿を現したペガッサ星人はアンヌの部屋を飛び出した。

地中へ爆弾を打ち込むペガッサ星人。
駆け付けたダンからペガッサ市の最後を聞いたペガッサ星人は「復讐してやる。」とダンに銃を向けた。
ダンはウルトラセブンに変身すると、アイスラッガーで銃を叩き落した。
ペガッサ星人は闇の中へ消えて行った。
セブンは爆弾を宇宙へ運んだ。