まつもと整体院の好きな事色々

暴走するタクシー。助けを求める女性客。
警察に追われたタクシーの運転手は警官につかまると叫び声をあげて気絶した。
パイロットであるアンヌのおじの乗った飛行機が墜落事故を起こした。
その葬儀中、ダンは、ここニ、三週間に起こった事件はすべて北川町の人間が関与しているという話を耳にする。
北川町をパトロール中のフルハシとソガは男がライフルを乱射する場面に遭遇した。
ソガの活躍で男を捕まえるが、男はそのまま気絶してしまう。

ダンは取り調べ中の犯人に話を聞きに行く。
犯行の事は覚えていないと言う。
その帰り道。ダンは不審なダンプに襲われる。ダンプは無人。
するとどこからともなくダンに話しかける声が聞こえた。
「モロボシダン、いや、ウルトラセブン。我々の邪魔をするな。
これは命令だ。今すぐに手を引け。」

怪我の治療を終えメディカルセンターから戻って来たフルハシがタバコを吸い始めると突然暴れ始めた。
みんなで押さえつけるとフルハシは急に気を失って倒れた。
フルハシをメディカルセンターに連れて行き、戻って来たソガがタバコを吸う。
目つきが変わり、銃を発射しようとするソガ。
それに気づいたダンがヘルメットで銃を叩き落し発射を防いだ。
ソガは絶叫した後、気絶してしまった。
ダンは二人がタバコを吸ったあとおかしくなった事に気づく。
タバコの中に赤い結晶体が混入されている事を発見。
ただちに科学班で分析されることになった。
ダンとアンヌは事件の関係者すべてが駅前の自動販売機でタバコを買っている事を突き止めた。
科学班の分析で赤い結晶を吸った人間はすべての人が敵だと思い、殺意だけを持つ人間になってしまうという事がわかった。

駅前で張り込みをしていたダンとアンヌは自動販売機にタバコを入れに来た男を発見し、タクシーで追った。
男は古びたアパートに入っていった。
ダンは連絡役にアンヌを外へ残し、アパートの中へ入っていった。

アパートの中ではメトロン星人がダンが来るのを待ち構えていた。
ちゃぶ台を挟んで座り込むダンとメトロン星人。
メトロン星人は自分たちの計画を語り始める。
「教えてやろう。我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きている事に目を付けたのだ。
地球を破壊させるのに暴力を振るう必要はない。人間同士の信頼感をなくすればいい。
人間たちは互いに敵視し、傷つけ合い、やがて自滅していく。
どうだ、いい考えだろう。」

メトロン星人はダンを宇宙船で宇宙へ飛ばそうとする。
そこへ駆けつけたウルトラホーク１号が宇宙船を攻撃。
墜落した宇宙船からウルトラセブンが現れて、巨大化したメトロン星人と戦い、メトロン星人を倒した。
「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。
人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。
でもご安心下さい。このお話は遠い遠い未来の物語だからです。
えっ、何故ですって？
我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼してはいませんから。」