まつもと整体院の好きな事色々

遠い宇宙の彼方から、新しい彗星がやってきた。
赤い尾を引いたそれはツイフォンと名付けられた。
ツイフォンは地球を目指して刻々と近づいた。
ツイフォンの軌道が詳しく計算され、わずかな差で地球との衝突を免れる事が判った。
しかし、ツイフォンから地球に降り注いでくる宇宙線の影響で、水素爆弾が爆発する危険があることが判った。
地球防衛委員会は水爆を持っているすべての国に対して、ただちにその安全をはかるように指令した。
イデには心に引っかかるものがあった。
以前、オホーツク海で破棄処分となった水爆が紛失したという噂があったのだ。
デマだと言うアラシに対して、デマならデマで確かめておく必要があると言うイデ。
もう一つ気になる事があった。
オホーツク海事件の後、日本アルプスで強烈な放射能が検出された事があり、直ちに調査を始めたが、ピッタリそれきり、放射能は検出されなかったという。
ハヤタ、イデ、アラシの三人は日本アルプスへと向かった。
イデ発明の水素爆弾探知機で調査をするが、反応はなかった。
その夜、ツイフォンは地球に最接近。何事もなく、地球から遠ざかって行った。
翌朝、ハヤタ、イデ、アラシの三人は日本アルプスの雪の中に立ち、ほっと一安心していた。

すると、山の向こうにギガスが現れた。
同時にツイフォンから飛来して来たドラコが現れた。
ギガスと衝突するドラコ。二匹の怪獣は戦い始めた。

ハヤタはウルトラマンに変身して、レッドキングと戦う。
一方、レッドキングとの戦いから逃げ出してきたギガスにビートルによる攻撃が始まった。
イデ発明の強力乾燥ミサイルによる攻撃でギガスは木端微塵に吹き飛ぶ。
水爆が爆発する恐れがあるため、ウルトラマンはスペシウム光線が使えず苦しい戦いを強いられるが、レッドキングを八つ裂き光輪でバラバラにすると、水爆の入った首の所を持って、宇宙へ飛んで行った。

ホッと一安心の科特隊本部。
岩本博士がムラマツに一枚の紙を渡す。
その紙には「3026年7月2日8時5分」と書かれていた。
岩本博士の計算では、彗星ツイフォンが同じ軌道を通って今度は地球と衝突するらしい。