まつもと整体院の好きな事色々

フジ隊員はハヤタ隊員をお供に、弟サトル君を航空ショーへ連れて来ていた。
空を見上げていたサトル君に、
「飛行機が空を飛ぶのは当たり前だ。もっと面白いものを見せてあげよう。」
と何者かが語りかけてきた。
その声はサトル君にしか聞こえないようだ。
すると、タンカーが空中に現れた。
「どうだね、サトル君。私の力は大したものだろう。」
再びサトル君になぞの声が聞こえてきた次の瞬間、タンカーは爆発してしまった。
科特隊は岩本博士の要請を受け、宇宙の調査を開始した。
イデとアラシが宇宙空間で壊れた科特隊の専用車を発見した。
ハヤタ達三人が乗っていた車だ。
報告を受けたムラマツがハヤタに連絡を取るがつながらない。
ハヤタ達の捜索が不調に終わる中、２８番街にフジ隊員が現れたとの報告が入った。
現場に到着したムラマツ達の前には巨大化したフジ隊員がいた。

その頃、サトル君はメフィラス星人の宇宙船の中にいた。
メフィラス星人はサトル君に
「私はこの地球が欲しくなった。だが、私は暴力が嫌いで、力づくで奪おうとは思わない。私にこの地球をあげますと言ってくれないか。」
と言うが、サトル君はきっぱりと断った。
怒ったメフィラス星人はサトル君を無重力室に入れてしまった。
するとハヤタの笑い声が聞こえた。
「地球を売り渡すような人間はいない。」と言うハヤタ。
「きさまは宇宙人なのか。人間なのか。」と問うメフィラス星人にハヤタは、
「両方さ。きさまのような宇宙のおきてを破る奴と戦うために生まれて来たのだ。」と答えた。
ハヤタはウルトラマンに変身しようとするが、メフィラス星人に金縛り状態にさせられてしまう。

メフィラス星人は巨体化したフジ隊員を暴れさせた。
さらにバルタン星人、ケムール人、ザラブ星人を出現させ、人類への挑戦を宣言する。
科特隊は滝ケ沢の山中から怪電波が出ている事を突き止め、自衛隊と共に攻撃を開始する。
いらだつメフィラス星人。
メフィラス星人の宇宙船に侵入したムラマツとイデはフジ隊員とサトル君を救出した。
宇宙船への攻撃による振動で、金縛りにあっていたハヤタが倒れ、その衝撃でウルトラマンに変身した。

互角の戦いをするウルトラマンとメフィラス星人だったが、メフィラス星人は戦うのをやめた。
「よそう、ウルトラマン。宇宙人同士が戦っても仕様がない。私が欲しいのは地球人の心だったのだ。だが、私は負けた。子供にさえ負けてしまった。しかし、私は諦めたわけではない。いつか私に地球を売り渡す人間が必ずいるはずだ。必ず来るぞ。」
そう言うとメフィラス星人は笑いながら消えて行った。

侵略の仕方のユニークさと、ウルトラマンに退治されなかった事で人気のある宇宙人です。
ウルトラマンタロウに出てきたのは貫録も何もありませんでしたが、ウルトラマンメビウスに出てきたのは貫録を取り戻していました。