まつもと整体院の好きな事色々

東京国際空港。
指令室の計器が狂い始め、墜落する飛行機。
黒雲が上空を通過すると空港は見る見る凍り始めた。

出稼ぎに東京へ来たまま帰らない父を捜しに、秋田からやってきた治男という少年が、上野駅で撮影中の由利子に声を掛けてきた。
新聞に父の事を載せてほしいと言うが、由利子は関デスクに、そんなことにかまっている暇はないと言われてしまい、治男もどこかへ行ってしまった。
その頃、星川航空では、万城目と一平がセスナの中で酔って寝ている季節労働者らしい男を発見し、事務所へ連れて行った。
星川航空を訪ねた由利子は、万城目から、この寒さについて、南極にいたペギラの事が気になると言われる。
新聞社に戻った由利子は治男と再会する。
由利子が治男から、父は沢村照夫といい、昔はゼロ戦のパイロットだったという話を聞いていると、突然上空が暗くなり、ビルの窓ガラスが割れたかと思うと、大きな唸り声が聞こえた。
新聞社の窓から見えたその姿はまさに、ペギラであった。

関デスクは極地研究所に保管してあるペギミンＨを万城目に取りに行ってもらおうと連絡するが、通信が遮断されており、連絡が取れない。
仕方なく、由利子、治男とともに、車で星川航空へ向かうが、途中でペギラに襲われ、車は横転して、雪に埋もれてしまう。
一人車から抜け出した治男は星川航空へ向かった。
一方、星川航空では万城目と一平がセスナで寝ていた男に銃で脅されていた。
男はダイヤ強盗で、セスナで逃亡しようとしていたのだ。
そこへ治男が現れた。「父ちゃん。」
男は治男の父、沢村照夫だった。
治男からペギミンＨの事を聞かされる万城目達。
泥棒に成り下がった自分を恥じた沢村は万城目の静止を振り切り、セスナで研究所へ向かった。
沢村はペギミンＨを受け取ると、東京に引き返した。
ペギラを発見した沢村は、セスナごとペギラに突っ込んだ。
悲鳴を上げて逃げていくペギラ。
数日後、父の遺骨を抱いて列車に乗る、治男の姿があった。

東京が氷付けになる特撮、「ぺギラが来た」の時と違い暴れまわるペギラ、父と子の物語等、見どころの多い作品になっています。
この作品でもペギラは絶命したわけではなく、どこかへ逃げていきました。
でも、三度目の登場はありませんでした。